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J-GLOBAL ID:201202240532484837   整理番号:12A0549617

弱強磁性Sr2FeCoO6二重ペロブスカイトにおけるスピングラス状態の観測

Observation of spin glass state in weakly ferromagnetic Sr2FeCoO6 double perovskite
著者 (10件):
資料名:
巻: 111  号:ページ: 053905-053905-7  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: C0266A  ISSN: 0021-8979  CODEN: JAPIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ゾル-ゲル法で作製した二重ペロブスカイト酸化物Sr2FeCoO6においてスピングラス状態を観測した。x線を用いた最初の構造研究により,この化合物は格子定数,a=5.4609(2)Åおよびc=7.7113(7)Åをもつ正方晶I4/m構造に結晶化することを明らかにした。温度に依存する粉末X線回折データから,温度範囲10~300Kでは構造相転移がないことが分かった。しかしながら,単位格子体積は磁気転移温度に一致して異常を示し,それは格子と磁性の間に密接な関係があることを示唆する。中性子回折研究とその後のボンドバレンスサム解析により,Sr2FeCoO6のBサイトはFeおよびCoにより不規則に占められ,Fe3+/Fe4+およびCo3+/Co4+の混合原子価状態にあることが示された。不規則占有と混合原子価は不均一な磁気交換相互作用,次いで二重ペロブスカイトにおけるスピングラス状態のための舞台をセットし,Tf~75Kにおける温度に依存する直流磁化の不可逆性として観測された。χ′(T)の動的スケーリング解析から,臨界温度Tcr=75.14(8)Kおよびスピングラスに典型的な指数zν=6.2(2)を得た。Sr2FeCoO6の磁化の熱ヒステリシスから,混合磁気相互作用が存在する徴候を得た。Sr2FeCoO6の中性子および磁化の結果を結び付けて,Coは低および中間スピンの両状態にあるが,Feは低スピン状態にあると推論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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酸化物結晶の磁性 
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