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J-GLOBAL ID:201202240655747140   整理番号:12A0146691

4-(2-ジメチルアミノエチルオキシ)-N-オクタデシル-1,8-ナフタルイミドと血清アルブミン間の相互作用: 分光分析法による検討

Interactions between 4-(2-dimethylaminoethyloxy)-N-octadecyl-1,8-naphthalimide and serum albumins: Investigation by spectroscopic approach
著者 (5件):
資料名:
巻: 132  号:ページ: 879-886  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: D0731A  ISSN: 0022-2313  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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新しい4-(2-ジメチルアミノエチルオキシ)-N-オクタデシル-1,8-ナフタルイミド(DON)を蛋白質の定量に用いる蛍光分光プローブとして合成した。種々の溶媒中のDONの光物理を本論文で詳述した。発光および吸収スペクトルにおける溶媒の極性による進行性の赤方偏移は分子間の電荷移動を暗示した。DONと血清アルブミン(例えば,ヒト血清アルブミン(HSA)およびウシ血清アルブミン(BSA))との相互作用を,蛍光および吸収スペクトルで調べた。蛍光データから,DONによるHSA/BSAのクエンチングは静的なクエンチングであり,DON-HSA/BSA複合体を形成した。HSAおよびBSAに対する結合定数(Kb),結合部位数(n)を決定した。DON-HSA系に対する熱力学パラメータのΔHおよびΔSを決定し,その結果,水素結合および疎水性相互作用が主な分子間力であることが分かった。また,DONとBSAとのΔHおよびΔSから,水素結合およびvan der Waals力が相互作用で主な役割を果たすことが分かった。置換実験の成績から,DON結合HSA/BSAはTrp-214の近接で起き,血清アルブミン構造のサブドメインのIIA(ワルファリン結合ポケット)に位置することが分かった。また,HSAの立体配座に及ぼすDONの影響も同期三次元蛍光スペクトルで分析した。DONの蛍光をHSAで消光でき,これに基づき,HCl-Tris緩衝溶液媒質中のDONを用いた微量蛋白質の定量に用いる蛍光法を開発し,検量線の直線範囲,検出限界(3σ)を報告した。エタノール中の蛍光スペクトルに及ぼす金属カチオンの影響も調べた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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有機化合物のルミネセンス  ,  分光分析  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  窒素複素環化合物一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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