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J-GLOBAL ID:201202240700878153   整理番号:12A0948416

過去の震災から学ぶリスクマネジメント

著者 (1件):
資料名:
号: 42  ページ: 635-639  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: X0305B  ISSN: 1884-4456  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2011年には,2月にクライストチャーチ大地震があり,30名近い日本人が犠牲となった。そして,3月には未曾有の東日本大震災が発生し,死者・行方不明者2万人の大災害となった。これまでに何度も繰り返されてきた地震と津波の経験が殆ど生かされていない現実を直視し,二度とこういう大惨事が繰り返してはならない。これまでも東北地方を襲った震災は数知れず,世界最大と言われる堤防でさえあっと言う間に飲み込まれてしまった。「想定外」という言葉で片付けられるものでは無い。吉村(2004)は東北地方における過去の災害を克明に調査・記録しており,繰り返されてきた津波災害への警鐘を鳴らしたものであるが,退去の教訓が生かされず,再び大災難を被ってしまった。吉村氏の著書は,初版が発行されたのが大震災の丁度7年前にあたる。こうした警鐘が生かされず,同じような悲惨な災害を被ることを二度と繰り返してはならない。官庁関係者の方に再度過去の事例を深く吟味し,危機管理を強化して頂きたい。また,クライストチャーチ大地震に遭遇して学んだことも多い。それは,常に懐中電灯・水・食糧を携帯すること,そして危険予知(KY)を考えた行動が必要だということである。また現地の公安当局のような初勤活動の迅速さである。これらが生死を分ける,と言っても過言ではない。警察や消防当局の効果ある初動体制がいかに大切であるか身をもって体験した。東北大震災でも自衛隊の初動体制は大変早かった。しかし,P-3C哨戒機も偵察を開始したのに,何故津波の高さを早く住民に知らせることができなかったのであろうか。
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分類 (1件):
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自然災害 
タイトルに関連する用語 (2件):
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