抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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その背景,原理,そして大量の希薄懸濁液(すなわち,50kg/hrまでの)を処理するための応用を含めて,磁気分離技術の進歩を記述する。1960年代後半から1970年代初期に”高勾配磁気分離”がアメリカのMITで開発された。この結果,従来分離できなかった微細粒子への磁気力利用が可能になり,希薄懸濁液の大量高速処理が必要な製紙業用カオリン粘土精製や製鉄廃水純化などに応用されるようになった。1990年代には上記カオリン粘土精製用磁気分離の磁場発生部分に電力損失の小さな低温超伝導磁石が適用された。1995年以来,固体物理学,化学,冶金学,生物学および医学を含む広い多様な科学分野において非磁性物質に対する強磁場の効果を研究するために日本ではいわゆる”新磁気科学”が広範に研究されている。水中に分散した非磁性粒子への磁気シーディング法が開発されている。磁気分離はまた放射性粒子で汚染された土壌を改善するための有望な技術でもある。