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J-GLOBAL ID：201202240927193505   整理番号：12A0596934

回転力と磁力の活用による超分子対掌性の選択

Selection of supramolecular chirality by application of rotational and magnetic forces

著者 (6件)： MICALI N. (IPCF Istituto per i Processi Chimico-Fisici, CNR, Messina, ITA) ,  ENGELKAMP H. (Radboud Univ. Nijmegen, NLD) ,  VAN RHEE P. G. (Radboud Univ. Nijmegen, NLD) ,  CHRISTIANEN P. C. M. (Radboud Univ. Nijmegen, NLD) ,  SCOLARO L. Monsu (Universita di Messina, ITA) ,  MAAN J. C. (Radboud Univ. Nijmegen, NLD)
資料名： Nature Chemistry  (Nature Chemistry)
巻： 4  号： 3  ページ： 201-207  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： W2267A  ISSN： 1755-4330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 重要な生体分子の多くは2種類の鏡像構造のいずれか1種類として存在する。それにしても,生体分子はキラル単位又は本質的にキラル構造である螺旋構造を所持する。なぜ生体分子が同一対掌性(ホモキラリティー)を持つかは未だ解明されていない。そこで,著者らは非キラル分子形成性ヘリックス構造の超分子凝集体の掌性が自己集合プロセス時に回転力や重力,定位力の活用により方向づけられることを実証した。本系では,超分子対掌性は回転と磁気的に同調した効果的重力の相対方向が決定する。勿論,凝集体の磁気的配向も重要である。キラル選択を完成させるには凝集の核形成段階時だけこの外力を活用すれば十分である。本結果は瞬間的キラル摂動のほとんどが移動され,超分子自己集合成長に増幅されることを明らかにした。そして,疑似キラルの影響が絶対エナンチオ選択性を誘発できる証拠を提供した。

シソーラス用語： 性質 ,  *超分子 ,  *力 ,  *重力 ,  *光学異性 ,  *分子 ,  ヘリックス構造 ,  *エナンチオマ ,  *立体選択性 ,  定位
準シソーラス用語： *ホモキラリティー ,  *回転力 ,  鏡像構造 ,  *磁力 ,  *生体分子 ,  対掌性 ,  螺旋構造 ,  磁気配向

分類 (2件)： 天然有機化合物一般  (CF10010H) ,  生体物質一般  (EB02010G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 回転力 ,  磁力 ,  活用 ,  超分子 ,  対掌性