文献

J-GLOBAL ID：201202240990995280   整理番号：12A0962056

Fusarium fujikuroiの被子器における色素沈着の原因となるフサルビンの生合成

Biosynthesis of Fusarubins Accounts for Pigmentation of Fusarium fujikuroi Perithecia

著者 (5件)： STUDT Lena (Westfaelische Wilhelms-Univ., Muenster, DEU) ,  WIEMANN Philipp (Westfaelische Wilhelms-Univ., Muenster, DEU) ,  KLEIGREWE Karin (Westfaelische Wilhelms-Univ., Muenster, DEU) ,  HUMPF Hans-Ulrich (Westfaelische Wilhelms-Univ., Muenster, DEU) ,  TUDZYNSKI Bettina (Westfaelische Wilhelms-Univ., Muenster, DEU)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 78  号： 12  ページ： 4468-4480  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： F.fujikuroiが産生する新規赤色ポリケチドの生合成に関わる遺伝子を同定した。この生合成にはポリケチドシンターゼ(PKS)が関与すると仮定し,ゲノム配列の解析から2286アミノ酸残基のPKSをコードするfsr1遺伝子を見いだした。遺伝子破壊実験から,Fsr1が赤色色素の生合成に関わっていることが確認できた。また,fsr1遺伝子はその下流の5つの遺伝子とクラスターを形成し,その発現が培養日数,pHや窒素源によって影響を受けることを示した。更に,赤色色素の化学構造をNMRなどによって解析した結果から,フサルビン類がF.fujikuroi被子器の色素沈着をもたらしていると結論できた。これらの知見に基づいて,フサルビン類の生合成経路を考察した。

シソーラス用語： Gibberella fujikuroi ,  色素沈着 ,  *生物色素 ,  *複合酵素系 ,  クラスタ ,  二次代謝産物 ,  キノン ,  芳香族縮合化合物 ,  分子構造 ,  代謝経路
準シソーラス用語： Fsr1 ,  ナフトキノン類 ,  *ポリケチドシンターゼ ,  遺伝子クラスタ ,  遺伝子発現調節 ,  化学構造 ,  生合成経路

分類 (2件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  微生物生理一般  (EG03051L)

物質索引 (5件)： 3,6-ジヒドロキシ-3-メチル-7,9-ジメトキシ-3,4-ジヒドロ-1H-ナフト[2,3-c]ピラン-5,10-ジオン ,  8-ヒドロキシ-1-(1-ヒドロキシエチル)-5,7-ジメトキシナフト[2,3-c]フラン-4,9-ジオン ,  3,8-ジヒドロキシ-2-(2-オキソプロピル)-5,7-ジメトキシナフタレン-1,4-ジオン ,  1,6-ジヒドロキシ-3-メチル-7,9-ジメトキシ-1H-ナフト[2,3-c]ピラン-5,10-ジオン ,  3,5,8-トリヒドロキシ-2-(2-オキソプロピル)-7-メトキシナフタレン-1,4-ジオン

タイトルに関連する用語 (5件)： Fusarium ,  色素沈着 ,  原因 ,  フサルビン ,  生合成