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J-GLOBAL ID:201202241033671479   整理番号:12A1195713

分化途中の体節においてNdrg2は脊椎特異化を調節する

Ndrg2 regulates vertebral specification in differentiating somites
著者 (15件):
資料名:
巻: 369  号:ページ: 308-318  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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脊椎パターン化とアイデンティティーは体節形成以前に全域に亘り決定されると一般的に考えられている。体節分節後の脊椎特異化の調節因子については比較的知られていない。本研究において著者等は腫瘍抑制遺伝子であるNdrg2が,分化途中の体節初期の前体節中胚葉(PSM)において動的に発現することを証明した。マウスにおいてNdrg2が欠失すると,用量依存的に胸部/腰部および腰部/仙骨遷移領域で脊椎のホメオティックな形質転換がなされた。興味深いことに,骨芽細胞または軟骨細胞のNdrg2不活性化により生ずる欠陥は,Ndrg2-/-マウスにおける欠陥と類似しており,低浸透率を示した。更に骨芽細胞または軟骨細胞においてNdrg2を強制過剰発現させても脊椎欠陥を生じ,これはNdrg2-/-マウスにおける欠陥とは異なっていた。これら遺伝的解析により,Ndrg2はPSMの脊椎アイデンティティーよりもむしろ分節された体節の脊椎アイデンティティーを変調することが明らかとなった。分子レベルでは,Hoxc8-11遺伝子転写物量の対比変化が,Ndrg2-/-胚の分化途中の体節で検出され,これがNdrg2突然変異体の脊椎欠陥の原因の一部だった。それにも関わらず,Bmp/Smadシグナル伝達活性はNdrg2-/-胚の発生途中の体節で増加した。まとめとして本知見より,発生途中の体節における脊椎特異化新規調節因子としてのNdrg2が明らかとなった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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発生と分化  ,  骨格系  ,  遺伝子発現 
タイトルに関連する用語 (5件):
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