抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者は,自然史博物館建設準備室および昆虫の森建設室勤務の際に,群馬の自然林,里山の雑木林,群馬の社寺林を観察する機会を得た。今回,玉村八幡宮の森を調査する機会も得られたので,これらの知見をまとめた。また,観察教材としての視点を加えてまとめた。群馬の社寺林,玉村八幡宮の森と教材化の視点等についてそれぞれ紹介した。将来生じるであろう植生を「潜在自然植生」というが,社寺林を調べることで,身近に潜むその土地本来の森を知ることができる。玉村八幡宮の森では,シラカシやアラカシが優占する林分の林床には,それらの実生が生え,低木層も豊富である。このまま遷移が進めば,照葉樹林の森へと変わるであろうことが予想できる。