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J-GLOBAL ID：201202241347663667   整理番号：12A1758605

オゾン処理した炭素繊維からなる多孔質体の調製とその熱リン酸中における耐食性評価

Preparation of Porous Carbon Material Composed of Ozone-Treated Carbon Fiber and Evaluation of Corrosion Resistance in Hot Phosphoric Acid

著者 (3件)： 鈴木義雄 (東海カーボン 富士研) ,  山田朝明 (東海カーボン 開発戦略本部) ,  木村孝義 (東海カーボン 田ノ浦研)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 80  号： 12  ページ： 995-999  発行年： 2012年12月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リン酸型燃料電池の触媒層を支持し,ガス拡散を担う電極基板に炭素繊維を骨格とする多孔質炭素材料が使われる。この多孔質体の一層の性能向上を目的として,炭素繊維をオゾン処理により改質した多孔質体を調製し,その耐食性と電池用部材としての物性を調べた。オゾン処理炭素繊維からなる多孔質体は,気孔率が高くなり,平均気孔径も大きくなった。強度はやや低下したほかは,熱や電気の伝導性はほぼ同等と見られる。耐食性は未処理品より高くなった。強度の低下は,バインダー量や成形時の圧力を調整することで改善できると見られる。

シソーラス用語： *オゾン処理 ,  *炭素繊維 ,  *多孔質体 ,  リン酸 ,  *耐食性 ,  *気体燃料電池 ,  ガス拡散法 ,  炭素材 ,  空隙率 ,  細孔径 ,  強度 ,  熱伝導 ,  電気伝導 ,  粘結剤 ,  成形 ,  走査電子顕微鏡 ,  黒鉛化 ,  曲げ強さ ,  電気抵抗率 ,  熱伝導率 ,  表面性状
準シソーラス用語： *リン酸型燃料電池 ,  ガス拡散 ,  炭素材料 ,  気孔率 ,  バインダ ,  PAFC【電池】 ,  曲げ強度 ,  比抵抗

分類 (3件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  燃料電池  (YB04040V)

引用文献 (15件)：

• 1) M. Enomoto, T. Oohashi, T. Hata, Y. Suzuki, M. Maeda, and H. Sato, Denki Kagaku (presently Electrochemistry), 65, 320 (1997). [in Japanese]
• 2) Y. Suzuki, T. Yamada, T. Kimura, A. Hagiwara, H. Sotouchi, H. Sato, and M. Maeda, Electrochemistry, 67, 259 (1999). [in Japanese]
• 3) Mitsubishi Rayon Co., Ltd., J Published unexamined patent application, 61-119770 (1986.6.6). [in Japanese]
• 4) T. Yoshikawa, RTRI Report, 5(11), 19 (1991). [in Japanese]
• 5) E. Yasuda, Zairyogijutsu, 12(9), 278 (1994). [in Japanese]

タイトルに関連する用語 (7件)： オゾン処理 ,  炭素繊維 ,  多孔質体 ,  調製 ,  リン酸 ,  耐食性 ,  評価