抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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岩手県の高齢者施設の被災状況,被災時の対応について報告し,高齢者施設の災害対応に期待される機能について述べた。また,仮設住宅の現状と課題についても事例から考察した。一般住民の避難所として,学校や公民館が指定されているが,一定期間以上滞在するには,宿泊施設や介護施設の方が,食事提供の場,入浴の場,寝る場が揃っており,より快適である。ただし,介護施設は本来入所している人がおり,その方々をケアするための人材しかいないので,新たな人材の確保が必要となる。仮設住宅の現状からみた福祉的課題としては,トイレや浴室のバリアフリー化がある。仮設住宅に付属の集会室についても,宿泊できることなど,住宅部分の不足を補うために使うことも今後の課題である。また,高齢者や障害者対応のサポートセンターが計画されたのも,今回の仮設住宅地建設の特徴である。