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J-GLOBAL ID：201202241394151283   整理番号：12A0346735

二酸化炭素の重合:分子から非分子への相転移の化学的とらえ方

Polymerization of Carbon Dioxide: A Chemistry View of Molecular-to-Nonmolecular Phase Transitions

著者 (4件)： SENGUPTA Amartya (Washington State Univ., Washington, USA) ,  KIM Minseob (Washington State Univ., Washington, USA) ,  YOO Choong-Shik (Washington State Univ., Washington, USA) ,  TSE John S. (Univ. Saskatchewan, Saskatchewan, CAN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 3  ページ： 2061-2067  発行年： 2012年01月26日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二酸化炭素の高温,高圧下の挙動を理論的検討と実験により調べた。20-23GPaより高い圧力で二酸化炭素は分子相よりも非分子3次元拡張構造が熱力学的に安定である。C=Oのπ結合のエネルギーを破るために必要とされる活性化障壁は外部からの加圧によるPΔVで得られる値よりはるかに大きいので結果的に20から40GPaの圧力領域に中間的な相が現れる。このため,非分子3次元拡張構造への相転移は経路依存性があり,相は準安定性を示し,構造の歪が実験,理論双方の相平衡図の不確定性につながっている。これらの結果はグラファイトからダイヤモンドへの転移に似て熱力学障壁をこえる局所エネルギーの極小化や機構に束縛を与えていることで分子・非分子相転移を支配しているという見方ができる。二酸化炭素の非分子相転移を化学的な側面から見ると,N₂,CO,および炭素のような分子系に対しても新しい識見を提供するものである。

シソーラス用語： *二酸化炭素 ,  *重合 ,  *相転移 ,  状態 ,  状態図 ,  Ramanスペクトル ,  X線回折 ,  白金触媒 ,  ケイ素 ,  チタン
準シソーラス用語： 高圧高温 ,  準安定性 ,  相平衡図

分類 (2件)： 不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  非金属化合物  (CD01070R)

タイトルに関連する用語 (5件)： 二酸化炭素 ,  重合 ,  分子 ,  相転移 ,  化学