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J-GLOBAL ID：201202241415208957   整理番号：12A1368048

多層カーボンナノチューブ内の楕円体カーボンオニオンの力学

Mechanics of Ellipsoidal Carbon Onions Inside Multiwalled Carbon Nanotubes

著者 (2件)： SADEGHI F. (Univ. Guilan, Rasht, IRN) ,  ANSARI R. (Univ. Guilan, Rasht, IRN)
資料名： Transactions of the ASME. Journal of Nanotechnology in Engineering and Medicine  (Transactions of the ASME. Journal of Nanotechnology in Engineering and Medicine)
巻： 3  号： 1  ページ： 011002.1-011002.9  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： W2293A  ISSN： 1949-2944  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 連続体近似とレナード-ジョーンズ(LJ)ポテンシャルを用いて多層カーボンナノチューブ(MWCNTs)内部の楕円体カーボンオニオンの振動挙動が完全に調べられた。ここでの楕円体カーボンオニオンは,中心を同じくする複数の楕円体フラーレンから成る。初めに,ひとつの楕円体フラーレンと,半無限単層カーボンナノチューブの間の相互作用が考慮された。結果として得られた系のファン・デル・ワールス(vdW)ポテンシャルエネルギー及び相互作用力に対する2重積分表式は,直接法に基づいて,MWCNTs内の重ねられた楕円体フラーレンの振動を評価するために拡張された。医療への応用時に顕著な問題となる,これらの構造についての受容と吸引のエネルギーもまた決定された。層間距離がある一定の値の時,吸引エネルギーと振動数は最大値を取ることが示された。摩擦の効果を無視し,vdW力の表式に対していくつかの簡単化の仮定を採用すると,振動数についても簡単な表式が与えられ,そのナノチューブ殻の選択及びオニオン殻の数に対する依存性が示された。ナノチューブ殻の数に最適値が存在し,中心核が大きくなるとこの値が小さくなることも明らかになった。

シソーラス用語： *多層カーボンナノチューブ ,  *楕円体 ,  *フラーレン ,  *複合体 ,  *振動数 ,  相互作用 ,  van der Waals力 ,  近似法 ,  Lennard-Jonesポテンシャル
準シソーラス用語： *カーボンオニオン ,  連続体近似

分類 (1件)： 表面の格子振動  (BL03060R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 多層カーボンナノチューブ ,  楕円体 ,  カーボンオニオン ,  力学