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J-GLOBAL ID:201202241536812711   整理番号:12A0230632

ブリ(Seriola quinqueradiata)の成長に対する南極オキアミ(Euphausia superba)食餌由来の飼料フッ化物の影響

Effect of dietary fluoride derived from Antarctic krill (Euphausia superba) meal on growth of yellowtail (Seriola quinqueradiata)
著者 (2件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 891-897  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ブリ(Seriola quinqueradiata)は日本の最重要な養殖海産魚である。水産養殖のブリへの食餌魚粉を,0.0%,15.4%と100.0%南極オキアミ食餌(KM0,KM15とKN100)及び0.0%,15.4%と100.0%低フッ化物オキアミ食餌(LK0,LK15とLK100)と置換えた。魚を,92日(KM試験)又は75日(LFK試験)の二重の魚グループに給餌して,魚の成長を観測した。食餌フッ化物(F-)濃度は,110,160と580(それぞれKM0,KM15とKM100)と98,120と190mgkg-1(LFK0,LFK15とLFK100)であった。KM100給餌魚の実験期間中の成長,体重増,餌摂取,比成長速度と餌効率は,成長性能に明確な差異を示さなかった他の実験グループと比べて著しく低くかった。実験後,各グループの背筋フッ化物濃度は検出限界(1mgkg-1)以下であったが,椎骨フッ化物濃度は,KMの比率増加と共に655(KM0),870(KM15)と2150(KM100)mgkg-1に増加した。餌のLFK増加と共に,椎骨フッ化物濃度(mgkg-1)は500(LFK0)から655(LFK15)と695(LFK100)まで増加した。どの実験グループでも肝臓組織で病理組織学的変化を検出しなかった。フッ化物バイオアベイラビリティは水硬度の増加と共に低下したが,KM外骨格由来の食餌フッ化物は,すでに淡水魚で示されたように,成長段階の海産魚の椎骨に蓄積することを報告した。野生の2つのオキアミ摂食南極海産魚の椎骨フッ化物濃度は,33000mgkg-1(Champsocephalus gunnari)と15000mgkg-1(Notothenia rossii)であったが,これらは成長にどんな悪影響も示さなかった。このため,魚骨フッ化物蓄積は,生息地の塩分度よりむしろ魚種に依存するようであった。南極オキアミを魚の餌に使用する場合,オキアミ加工段階でオキアミ外骨格を除去する必要があるが,LFKは明白な悪影響なしに魚食餌を完全に置換えることができる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
その他の汚染原因物質  ,  動物に対する影響  ,  餌料 

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