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J-GLOBAL ID：201202241702028455   整理番号：12A1306645

マラリア原虫の4型平衡ヌクレオシドトランスポーター(ENT4)は特徴的な基質特異性を持つプリントランスポーターである

Malaria parasite type 4 equilibrative nucleoside transporters (ENT4) are purine transporters with distinct substrate specificity

著者 (5件)： FRAME I. J. (Yeshiva Univ., NY, USA) ,  MERINO Emilio F. (Virginia Polytechnic and State Univ. (Virginia Tech), VA, USA) ,  SCHRAMM Vern L. (Yeshiva Univ., NY, USA) ,  CASSERA Maria B. (Virginia Polytechnic and State Univ. (Virginia Tech), VA, USA) ,  AKABAS Myles H. (Yeshiva Univ., NY, USA)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 446  号： 2  ページ： 179-190  発行年： 2012年09月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コドンが最適化されたマラリア原虫Pf(Plasmodium falciparum)とPv(Plasmodium vivax)の平衡核酸トランスポーター4(ENT4)を,アフリカツメガエルの卵母細胞で発現させ,放射性標識した基質を用いて基質の輸送を決定した。ENT4はアデニンと2′-デオキシアデノシンをミリモル濃度の高い割合で見かけ上親和性を持って輸送した。ENT4が発現した卵母細胞は,プリンサルベージ経路の基質のヒポキサンチンやAMPを蓄積しなかった。植物ホルモンのサイトカイニン化合物はマイクロモル濃度でPfENT4とPvENT4両方を阻害した。PfENT4とは対照的に,PvENT4はミリモル単位でイムシリン化合物と相互作用し,10μMのジピリダモールによって阻害された。そのため,ENT4は独特な基質のプリントランスポーターであり,特異なインヒビターであることが分かった。寄生虫生理学におけるその役割は不明のままだが,マラリア原虫のゲノムのENT4ホモログで強く保存されているため重要のようである。

シソーラス用語： *膜タンパク質 ,  *マラリア原虫 ,  サイトカイニン ,  基質特異性 ,  *酵素阻害剤 ,  抗マラリア薬 ,  pH依存性 ,  Plasmodium falciparum ,  デオキシリボヌクレオシド ,  プリンヌクレオシド ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： Plasmodium vivax ,  *ヌクレオシドトランスポータ

分類 (1件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R)

物質索引 (4件)： 2′-デオキシアデノシン ,  cis-ゼアチン ,  アデニン ,  フォロデシン

タイトルに関連する用語 (4件)： マラリア原虫 ,  平衡 ,  ヌクレオシドトランスポーター ,  基質特異性