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J-GLOBAL ID:201202241785797056   整理番号:12A0436460

12(S)-リポキシゲナーゼのアップレギュレーションは大腸癌細胞において移動性表現型を誘導する

Up-regulation of 12(S)-lipoxygenase induces a migratory phenotype in colorectal cancer cells
著者 (14件):
資料名:
巻: 318  号:ページ: 768-778  発行年: 2012年04月01日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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12(S)-リポキシゲナーゼ(LOX)及びその産物12(S)-ヒドロキシオイコサテトラエン(HETE)酸は,血管新生及び幾つかの腫瘍型における腫瘍浸潤に意味付けられてきているが,大腸癌進行におけるそれらの役割は未だ研究されていない。著者らは,大腸癌における12(S)-LOXの発現を解析し,病理学報告が炎症の関与を述べている大腸癌試料において遺伝子発現がアップレギュレートされていることを見出した。12(S)-HETEに曝露した又は12(S)-LOXを過剰発現している細胞株モデルを用いて,悪性細胞増殖のみならず腫瘍細胞移動が促進されていることが見いだされた。特に12(S)-LOXを過剰発現しているCaco2及びSW480細胞は疎培養からわずかなコロニーを形成したが,フィルター移動アッセイにおいてより良い移動をした。SW480 LOX細胞はまた,より高い足場非依存性増殖能及びin vivoでより高い転移傾向を有した。12(S)-LOXのノックダウン又は阻害は,12(S)-LOXトランスフェクト細胞及び12(S)-LOXの高い内因性値を発現しているSW620細胞の両方において,細胞移動及び足場非依存性増殖を阻害した。細胞表面において,E-カドヘリン及びインテグリン-β1発現は細胞-細胞相互作用を乱す12(S)-LOX依存性様式でダウンレギュレートされた。結果は,大腸癌の炎症領域における12(S)-LOX発現が大腸癌細胞において浸潤性表現型を誘導する能力をもち,治療の標的になるであろうことを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  酵素一般  ,  遺伝子発現 
物質索引 (1件):
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