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J-GLOBAL ID:201202241807378648   整理番号:12A1668427

低酸素がヒト多能性間質細胞の肥大軟骨形成を妨げる

Hypoxia Impedes Hypertrophic Chondrogenesis of Human Multipotent Stromal Cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 18  号: 19-20  ページ: 1957-1966  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: W1690B  ISSN: 1937-3341  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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骨組織工学分野では,軟骨の骨変換の前に肥大性分化をおこすという新しい概念が提起されている。酸素分圧を制御することにより,多能性間質細胞(MSCs)の肥大性を刺激する前に軟骨細胞分化系列へ分化させることができるという報告もある。そこでMSCsの肥大性分化の進行に対する酸素分圧の効果について焦点をあてて研究を行なった。4人のヒトドナーの骨髄由来のMSCsを増幅し,凝集体培養で分化を誘導した。軟骨分化あるいは肥大性分化培地として,正常酸素圧(20%酸素)と低酸素(5%)で培養した。4週間後,培養物を組織学的及びリアルタイムPCR法により分析した。形態的分析から,正常酸素圧ではすべてのドナーからの培養で,軟骨分化がおきていることが示された。また,一人以外のみんなからの培養で肥大性分化が観察された。コラーゲンX型の沈着が軟骨形成及び肥大性が刺激された培養で観察された。しかしながら,石灰化がもっぱら,肥大性刺激,正常酸素圧培養で観察された。全体として,肥大性の進行が,正常酸素圧グループに比べて,低酸素では遅れていた。その遅滞は,特に正常酸素圧肥大性条件下での後期肥大性マーカー,オステオポンチンとオステオカルシン遺伝子発現の上方制御によっても支持された。結論として,MSCsが肥大性能力を持つ限り,低酸素条件よりも正常酸素圧の方がMSCsの肥大性分化にはより有利である。この発見は,これらのアプローチはそれぞれ,肥大性軟骨形成の阻害或いは促進に関与しているので,軟骨による骨組織工学と軟骨組織工学に関係しているのである。
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分類 (4件):
分類
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細胞・組織培養法  ,  骨格系  ,  医用素材  ,  運動器系の基礎医学 

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