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J-GLOBAL ID:201202241838495430   整理番号:12A1719445

イシサンゴ類Pocillopora damicornisの微量元素組成と関連付けた骨格成長のダイナミクス

Skeletal growth dynamics linked to trace-element composition in the scleractinian coral Pocillopora damicornis
著者 (6件):
資料名:
巻: 99  ページ: 146-158  発行年: 2012年12月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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パルス86Srでラベリングし,高空間分解能ナノSIMS同位体マッピングを用いて,イシサンゴ類Pocillopora damicornis(Linnaeus1758)の微構造及び超構造骨格成長ダイナミクスを調べた。骨格の基本的な超構造成分である急速集積沈着物(RAD)及び厚化沈着物(TD)の平均拡大速度を,莢壁,棘,隔壁の間で比較した。隔壁の基礎部分を形成するRADは,他の部分のRAD及びTDに比べて極度に早く形成されることを見出した。それぞれの超構造成分ごとに得られた微量元素組成(Mg/Ca及びSr/Ca比)は,個体のサンゴのスケールでの全範囲の化学的変動を明らかにする。Mg/Ca比は成長の遅い棘での2.2mmol/molから早い形成の隔壁のRADでの約13mmol/molまで変化する。Mg/Caと推定された平均拡大速度との間に正の相関を観察した。一方,Sr/Caは約6.5から9.5mmol/molの範囲で変化するが,推定された平均拡大速度との間には何も関係性がなく,またMg/Ca比とも相関しない。レイリー分別モデルではこの微量元素の変動は説明できない。本研究で報告する結果は,時間及び空間的に良い精度でサンゴは生物鉱化作用活動をコントロールできることを意味する。サンゴ組織の不均一性は,イシサンゴ類に対する生物鉱化作用モデルの開発において注意深く調べる必要がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 

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