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J-GLOBAL ID：201202242094788510   整理番号：12A0930334

温度応答性陽イオン性コポリマーグラフトマイクロキャリアに基づく熱的導入収量効率と細胞増殖の同時改良

Simultaneous Enhancement of Cell Proliferation and Thermally Induced Harvest Efficiency Based on Temperature-Responsive Cationic Copolymer-Grafted Microcarriers

著者 (8件)： TAMURA Atsushi (Tokyo Women’s Medical Univ. (TWIns), Tokyo, JPN) ,  NISHI Masanori (Tokyo Women’s Medical Univ. (TWIns), Tokyo, JPN) ,  NISHI Masanori (Tokyo Univ. Sci., Tokyo, JPN) ,  KOBAYASHI Jun (Tokyo Women’s Medical Univ. (TWIns), Tokyo, JPN) ,  NAGASE Kenichi (Tokyo Women’s Medical Univ. (TWIns), Tokyo, JPN) ,  YAJIMA Hirofumi (Tokyo Univ. Sci., Tokyo, JPN) ,  YAMATO Masayuki (Tokyo Women’s Medical Univ. (TWIns), Tokyo, JPN) ,  OKANO Teruo (Tokyo Women’s Medical Univ. (TWIns), Tokyo, JPN)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 13  号： 6  ページ： 1765-1773  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マイクロキャリアを使った大量浮遊細胞培養の開発は,薬学や生物学分野で注目されてきた。以前の研究で,温度応答性ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)(PIPAAm)グラフトビーズを利用した,タンパク質分解酵素処理無しに温度を下げることによって接着細胞を非侵襲的に回収できる,細胞から分離可能マイクロキャリアを開発した。本研究では,細胞接着と増加機能を保持したままビーズ表面から細胞回収効率を向上するのを目的に,IPAAm,正電荷4配位アミンモノマー(3-アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩化物;APTAC),疎水性モノマー(N-tert-ブチルアクリルアミド;tBAAm)から組成されるコポリマーブラシを生じた温度応答性陽イオンコポリマーグラフトビーズを作成した。グラフトコポリマーブラシに正電荷APTACを結合すると,チャイニーズハムスター卵巣細胞の細胞培養系へのビーズ分散性を得て,非修飾CMPSと従来のPIPAAmホモポリマーグラフトビーズに比較して系の細胞増殖が向上した。さらに,P(IPAAm-co-APTAC-co-tBAAm)ターポリマーグラフトビーズは温度を20度に下げた後最も早く効率的に細胞から分離したが,高率に水和したAPTACによりP(IPAAm-co-APTAC-co-tBAAm)鎖の全体の水和が促進されることが原因と考えられる。それゆえ,P(IPAAm-co-APTAC-co-tBAAm)ターポリマーグラフトマイクロキャリアは細胞増殖と浮遊細胞培養系での熱による細胞分離の両方の機能化に有効である。

シソーラス用語： CHO細胞 ,  水和 ,  細胞接着 ,  細胞増殖 ,  *ポリイソプロピルアクリルアミド ,  グラフト共重合体 ,  *懸濁培養 ,  粒状材 ,  *キャリア ,  細胞結合 ,  結合
準シソーラス用語： ビーズ ,  *マイクロキャリア ,  浮遊細胞培養

分類 (1件)： 細胞・組織培養法  (EA03040R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 温度応答 ,  陽イオン ,  収量 ,  細胞増殖