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J-GLOBAL ID:201202242358068090   整理番号:12A1604054

デヒドロエピアンドロステロンの脂肪低減作用は脂肪組織におけるATGLおよびHSL発現のアップレギュレーションおよび脂肪分解の刺激に関与する

Fat-reducing effects of dehydroepiandrosterone involve upregulation of ATGL and HSL expression, and stimulation of lipolysis in adipose tissue
著者 (2件):
資料名:
巻: 77  号: 13  ページ: 1359-1365  発行年: 2012年11月 
JST資料番号: C0103B  ISSN: 0039-128X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)は齧歯類およびヒトの体脂肪を低減させ,ラット精巣上体脂肪細胞およびヒト内臓脂肪組織移植片からグリセロール放出を増加させる。DHEAは脂肪組織でトリグリセリド分解を促進する;しかし,この作用の基礎となる機構についてはまだ不明瞭である。ラット白色脂肪組織(eWAT)における脂肪分解の重要な酵素,脂肪トリグリセリドリパーゼ(ATGL)とホルモン感受性リパーゼ(HSL)の発現に及ぼすDHEAの影響を検討した。雌WisterラットをDHEA0.6%含有飼料で2週間飼育し,eWATのATGLとHSLのmRNAと蛋白質発現だけでなく,ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ2(PPARγ2)とその下流標的脂肪酸トランスロカーゼ(FAT)のmRNA発現について分析した。eWAT外植片からグリセロール放出と血清中遊離脂肪酸(FFA)濃度も測定した。DHEAを受けたラットはより少なく体重が増加し,対照群よりeWAT量の23%低下および血清中FFA濃度の31%増加を有した。DHEA処理ラット由来の培養eWAT外植片は対照ラット由来の外植片よりグリセロールを81%多く放出した。DHEA投与により,ATGL mRNA(1.62倍,P<0.05)と蛋白質(1.78倍,P<0.05)発現がアップレギュレーションするだけでなく,HSL mRNAレベル(1.36倍,P<0.05)とHSLのSer660リン酸化(2.49倍,P<0.05)が増強した。DHEA処理ラットでは,PPARγ2およびFAT mRNAレベルも増加した(各々,1.61倍および2.16倍,P<0.05)。さらに,ATGL,HSLおよびFAT mRNAレベルはPPARγ2発現と正に相関した。本研究により,ATGLとHSLの発現および活性の増加により,脂肪組織における脂質動員を促進することを証明した。DHEAの作用は,少なくともひとつには,PPARγ2活性化を通して介在されるように思われる。そしてその作用はATGLとHSL遺伝子発現を順番にアップレギュレーションに関与する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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副腎ホルモン  ,  脂質の代謝と栄養  ,  遺伝子発現 
物質索引 (1件):
物質索引
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