文献

J-GLOBAL ID：201202242359982802   整理番号：12A0238766

Self-reacting toolを用いた摩擦攪拌接合の制御方法の検討

Optimization of controlling method of FSW using self-reacting tool

著者 (2件)： 田中直 (住友軽金属工業(株)) ,  熊谷正樹 (住友軽金属工業(株))
資料名： 溶接学会論文集(Web)
巻： 29  号： 4  ページ： 353-357 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0047A  ISSN： 0288-4771  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 裏当て治具を備えたSelf-reacting toolを適用した摩擦撹拌接合(FSW)の制御方法を検討し,供試材を挟み込むピンチ荷重が接合部継手に及ぼす影響を調べた。本法では上下を挟み込む回転工具を使用し,従来型Fixed toolを使用した場合と比較した。継手の特性を比較するため,硬度測定及び引張試験を行った。本法の最適制御方法を検討した結果,ひずんだ材料に対して位置固定制御より荷重固定制御が良好であった。板厚8mmの6N01-T5Al合金を用いた試験では,接合速度400mm/min,ピンチ荷重8kNで欠陥の無い健全な接合部が得られた。引張試験の破断位置は接合中央部から10mm離れた熱影響部であり,撹拌部は破断せず健全であった。

シソーラス用語： *摩擦溶接 ,  制御方式 ,  *裏当て金 ,  荷重 ,  溶接継手 ,  溶接熱影響部 ,  硬さ試験 ,  引張試験 ,  アルミニウム合金 ,  溶接速度 ,  破断 ,  *溶接条件 ,  摩擦撹拌溶接
準シソーラス用語： JISA6N01 ,  摩擦撹拌接合

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

引用文献 (10件)：

• 1) Thomas W M, Nicholas E D, Needham J C, Murch M G, Temple-Smith P and Dawes C J: European Patent Specification 0615480B1.
• 2) K. Colligan: Welding Research, 78-7 (1999), 229-237.
• 3) H. Hori, S. Makita, and H. Hino: Proceedings of 1st International Symposium on Friction Stir Welding, Rockwell Science Center, June (1999).
• 4) T. Kawasaki and T. Makino: Proceedings of 2nd International Symposium on Friction Stir Welding, Gothenburg, June (2000).
• 5) D. Otsuka and Y. Sakai: Proceedings of 7th International Symposium on Friction Stir Welding, Awaji island, (2008).

タイトルに関連する用語 (1件)： 摩擦攪拌接合