文献

J-GLOBAL ID：201202242683153363   整理番号：12A0712219

CFS補強RC床版の輪荷重走行疲労実験における耐疲労性の評価および維持管理

EVALUATION OF FATIGUE RESISTANCE AND MAINTENANCE OF RC SLAB REINFORCED BY CFS UNDER RUNNING WHEEL LOAD

著者 (4件)： 阿部忠 (日本大 生産工) ,  木田哲量 (日本大 生産工) ,  WON Chanho (日本大 大学院生産工学研究科) ,  小森篤也 (新日鉄マテリアルズ)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 493-500  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,地方公共団体は,道路橋を対象とした「道路橋長寿命化修繕計画」を実施してきたが,橋梁の構成部材の中で最も損傷が著しいのは,RC床版である。特に,高度経済成長期に建設されたRC床版は,2002年改訂の道路橋示方書・同解説の基準と著しく異なっている。本研究は,炭素繊維シート(以下,CFS)補強RC床版の疲労寿命および再補修時期の推定を行うために,輪荷重走行疲労実験を行った。その結果,輪荷重走行疲労実験から得た等価走行回数に,D-N曲線式,湿潤状態におけるコンクリートの劣化係数,設計基準に対する補正係数を乗じた補強等価走行回数を得て,1964年,1968年の設計基準で設計されたRC床版をCFS補強した場合の,破壊時および再補修時期を推定するS-N曲線式を提案した。

シソーラス用語： 道路橋 ,  維持管理 ,  老朽化 ,  寿命延長 ,  *スラブ ,  仕様書 ,  *織物 ,  疲れ寿命 ,  設計基準 ,  係数 ,  SN曲線
準シソーラス用語： *RC床版 ,  *耐疲労性 ,  *炭素繊維シート ,  道路橋示方書 ,  補正係数 ,  *輪荷重走行疲労実験

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G)

引用文献 (10件)：

• 1)日本道路協会:道路橋示方書・同解説I、II、III(2002)
• 2)Tadashi Abe et al. :Reinforcement Effect and Mechanical Characteristics of CFS Reinforced RC Slabs with Different Number of Layers, THEORETICAL AND APPLIED MECHANICS JAPAN, Vol.57, pp.105-112(2009)
• 3)土木研究所:炭素繊維シート接着工法による道路橋コンクリート部材の補修・補強に関する設計・施工指針(案)、コンクリート部材の補修・補強に関する共同研究報告(III)(1999)
• 4)松井繁之:道路橋床版設計・施工と維持管理、森北出版(2007)
• 5)阿部忠ほか:輪荷重走行疲労実験におけるRC床版上面増厚補強法の耐疲労性の評価法、構造工学論文集、Vol.56A、pp.1270-1281(2010)

タイトルに関連する用語 (9件)： CFS ,  補強 ,  RC床版 ,  輪荷重 ,  疲労 ,  実験 ,  耐疲労性 ,  評価 ,  維持管理