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J-GLOBAL ID：201202242699233677   整理番号：12A0170523

キトサン誘導体に基づく安定なナノミセル in vitro血小板凝集阻害および血小板接着阻害特性

Stable nanomicelles based on chitosan derivative: In vitro antiplatelet aggregation and adhesion properties

著者 (5件)： JIANG Gang-biao (Dep. of Pharmaceutical Engineering, South China Agricultural Univ., Guangzhou 510642, CHN) ,  LIN Zuan-tao (Dep. of Pharmaceutical Engineering, South China Agricultural Univ., Guangzhou 510642, CHN) ,  XU Xiao-jun (Dep. of Hematology, Zhongshan Hospital, Sun Yat-sen Univ., Zhongshan 528403, CHN) ,  HAI ZHANG (Dep. of Ultrasound, Shenzhen People’s Hospital, the Second Clinical colloge of Jinan Univ., Shenzhen 518020 ...) ,  SONG Kui (Dep. of Hematology, Zhongshan Hospital, Sun Yat-sen Univ., Zhongshan 528403, CHN)
資料名： Carbohydrate Polymers  (Carbohydrate Polymers)
巻： 88  号： 1  ページ： 232-238  発行年： 2012年03月17日 
JST資料番号： E0961A  ISSN： 0144-8617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 両親媒性キトサン誘導体(SA-キトサン),サリチル酸(SA)で修飾した水不溶性キトサンは血小板凝集阻害と血小板接着阻害特性の両方を有した。化学構造をFTIRおよび¹H-NMRにより特性解析した。¹H-NMRによって計算したSAの置換率は70.8%であった。SA-キトサンはミセルを形成できた。臨界凝集濃度(CAC)の値とζ電位から,それらは優れた分散安定性を有することが判明した。TEM像から,ミセルはほぼ球状であることを示唆した。in vitroでの血小板凝集阻害活性の結果から,異なる拮抗薬による可能な血小板凝集阻害活性は用量依存的であることが明らかになった。低SA-キトサン濃度では,SA-キトサンの血小板凝集阻害能は低用量アスピリンよりも優れていた。血小板接着試験から,SA-キトサンの効果と対照群の効果との間の顕著な差が判明した。これらの結果から,SA-キトサンを血小板凝集および血小板接着阻害剤として利用できることが明らかになった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *キトサン ,  両親媒性高分子 ,  化学修飾 ,  誘導体化 ,  カルボアミド ,  薬理作用 ,  *血小板凝集阻害薬 ,  血液生理 ,  *細胞接着 ,  血小板凝集 ,  ミセル ,  in vitro実験 ,  置換率 ,  芳香族カルボン酸 ,  フェノール類 ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： 血小板凝集阻害作用 ,  血小板接着 ,  高分子ナノミセル

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  血液・体液作用薬の基礎研究  (GW14010M)

物質索引 (1件)： サリチル酸

タイトルに関連する用語 (5件)： キトサン誘導体 ,  ナノミセル ,  血小板凝集 ,  阻害 ,  血小板接着