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J-GLOBAL ID:201202242727801430   整理番号:12A0595855

オリゴエーテルで繋がれたカリックス[4]ピロール:カチオン依存性の塩化物アニオン輸送を示すイオン対受容体

Oligoether-Strapped Calix[4]pyrrole: An Ion-Pair Receptor Displaying Cation-Dependent Chloride Anion Transport
著者 (13件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 2514-2523  発行年: 2012年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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分子内に一つのアニオンバインディングサイトと二つのカチオンバインディングサイトを持つ,ダイトピック型イオン対受容体分子の合成と特性解析を報告した。この分子はカリックス[4]ピロールからなる浅いカップ状の部分と,その両端を取手のように繋ぐオリゴエーテル鎖の部分からなり,両者は二つのフェニレン基を介して繋がっている。アニオンは四つのピロール環のN-Hと二つのフェニレンの寄与によってカリックス[4]ピロールとオリゴエーテルに囲われた空隙の内部に捉えられる。カチオンはそのアニオンと同じ空隙内にあってオリゴエーテルの酸素原子からの配位とアニオンとの相互作用によって保持されるか,あるいは空隙外にあって,四つのピロール環のπ電子系で囲われて安定化するか,いずれかの形をとる。この受容体にCl-を捉えさせてから過塩素酸塩の形でアルカリ金属カチオンを作用させるとLi+は前者の形で,Cs+は後者の形で安定化する一方,Na+やK+の場合は部分的に錯形成が破れる。塩化アルカリを1-パルミトイル-2-オレオイルホスファチジルコリンの単分子膜に封じた小胞の分散液にこの受容体分子を添加してCl-の膜外への輸送を確認したところ,単純なカリックス[4]ピロールには見られない,カチオン径に依存した速さの輸送が認められた。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
八員環以上の複素環化合物  ,  分子化合物 

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