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J-GLOBAL ID：201202242820248385   整理番号：12A0521774

変位電流と磁場の関係について

著者 (1件)： 菅野礼司
資料名： 物理教育  (日本物理教育学会誌)
巻： 60  号： 1  ページ： 32-37  発行年： 2012年03月08日 
JST資料番号： S0154A  ISSN： 0385-6992  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電磁気学のマクスウェル方程式のなかの変位電流について,「変位電流」は存在せず,それは電場の時間的変化を示すだけであり,しかも変位電流が磁場をつくるという旧来の説は誤りであるという新説が,近年唱えられている。その新説の根拠とされる論理と,モデルについて吟味する。相対論的場の量子論による真空の物質性,作用伝達について相対論的遅延効果,および電磁場を媒介とする近接作用の立場を考慮すれば,その新説は疑わしい。「変位電流」は存在し,かつそれは磁場をつくると結論できる。(著者抄録)

シソーラス用語： *電流 ,  磁場発生 ,  *磁場 ,  場の量子論 ,  相対論的効果 ,  近接作用 ,  *科学教育 ,  Maxwell方程式
準シソーラス用語： 相対論的場の量子論 ,  物理教育 ,  変位電流

分類 (2件)： 物理教育  (BA01050L) ,  電磁気学一般  (BD01020N)

引用文献 (1件)：

• 太田浩一. 電磁気学の基礎. 2007

タイトルに関連する用語 (2件)： 変位電流 ,  磁場