抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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石鹸石は,装飾及び建設目的ために使用される変成岩である。利用過程時の岩石回収率は低い。ブラジルのMinas Gerais州における採石場は,小さな低品質のブロックを職人に売り,彼等は皿や土産品を作る。この活動は,Santa RitaのようなOuro Preto地域内のいくつかの場所における主要な経済活動を構成している。石鹸石職人の作業場は,大量の粉末(約10~15%岩石回収率)を作り出し,それが不注意に廃棄され,しばしば環境問題を引き起こしている。本研究の目的は,Bandeiras-Santa Rita de Ouro Pretoから産出した岩石を用いて排他的に働いているある一人の職人の作業場から出る石鹸石粉末について,残渣及び精製した製品についての可能性のある適用を同定するために特徴づけを行い,また精製することであった。まず,鉱物学的組成をX線回折法により定量し,篩い分けにより粒径分布を定量し,そしてその残渣の化学的組成を誘導結合高周波プラズマ-発光分析法(ICP-OES)により定量した。次に,74μmよりも大きな粒径の小片についての磁気分離により精製試験を行った。74μmよりも小さな粒径の小片については浮揚法及び塩酸を用いた浸出により精製した。本研究は,殺虫剤の賦形剤としての使用のために,さらに大小いずれの粒径分布のほとんどすべての残渣を回収できることを示す。さらに,製紙工業(壁紙及び包装)での使用のために,74μmよりも大きな及び小さな粒径の小片のそれぞれ100及び96%を回収できる。より価値のある適用のためには,浮揚法から得た精製材料について塩酸を用いて浸出する必要がある。石鹸石粉末放出の環境影響を減少させる他に,石鹸石職人が,それが精製されたものであろうとなかろうと,この粉末を売って儲けることができる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.