文献

J-GLOBAL ID：201202243509936983   整理番号：12A0344547

DNAの無標識検出のためのエキソヌクレアーゼ支援カスケード化リサイクリング増幅

Exonuclease-assisted cascaded recycling amplification for label-free detection of DNA

著者 (3件)： BI Sai (Qingdao Univ. Sci. and Technol., Qingdao, CHN) ,  LI Li (Qingdao Univ. Sci. and Technol., Qingdao, CHN) ,  CUI Yangyang (Qingdao Univ. Sci. and Technol., Qingdao, CHN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 48  号： 7  ページ： 1018-1020  発行年： 2012年01月25日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNAを標識することなく高感度検出するための,エキソヌクレアーゼIII(Exo-III)-支援カスケード化リサイクリング増幅(EXO-CRA)法を開発した。この方法は,Exo-IIIによる二重螺旋DNAの開裂と3種の未標識ステム-ループDNA分子ビーコン(MB₁,MB₂,MB₃)を用いるリサイクリング反応に基づく。MB₁は標的DNA認識ドメインとHRP-模倣DNAザイム配列から成り,シグナリングプローブと反応物として機能する。MB₂とMB₃はEXO-CRAプロセスを稼働させるためのトランスダクション成分として作用する。MB₁,MB₂,MB₃を用いる3段階のリサイクリング反応後のMB₁上の放出配列をヘミンとともに自己組織化させて触媒的DNAザイム単位を形成させ,これにより2,2’-アジノ-ビス(3-エチルベンゾチアゾリン-6-スルホン酸)をH₂O₂酸化する。その有色反応生成物のUV可視吸収スペクトルを観測することにより標的DNAを検出,定量した。この方法による標的DNA検出限界は0.1pMで,ダイナミックレンジは8桁と広いことが分かった。

シソーラス用語： *DNA【核酸】 ,  *エキソヌクレアーゼ ,  オリゴヌクレオチド ,  DNAプローブ ,  高感度 ,  *検出法
準シソーラス用語： *DNAエキソヌクレアーゼ ,  分子ビーコン

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  生化学的分析法  (EA03030G)

タイトルに関連する用語 (7件)： DNA ,  無標識検出 ,  エキソヌクレアーゼ ,  支援 ,  カスケード ,  リサイクリング ,  増幅