抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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あれば便利といわれるすべての機能を除いた射出成形機【ハンディトライ】は,動力をすべて手動とした。センター上部に旋回可能なスリーブ状ポット受けを配し,外部からバンドヒータで加熱する。ポット受け内部の脱着可能ポットで樹脂を溶かし,ハンドルと連動するプランジャで金型内に溶融樹脂を流し込む。樹脂をプランジャで押し出すと,押出し量と樹脂量が連動するときがあり,射出圧力は300kgf/cm
2でも十分である。手動式成形機でも成形を可能にするにはいかに射出衝撃を吸収させないかが重要で,成形品(PP)で検証した。樹脂流動の感覚が手に伝わり,静止すると保圧となり,更に押し込むと2次圧となる。本機での可視化不能とされた流動層とスキン層の関係の検証方法は,ポット内のノズル側に透明樹脂を入れ,その上に黒色樹脂を入れる。透明樹脂流入後,流動層を黒色が通過する。外形φ3mmのスプルーを斜断面にして流動層とスキン層を写し出した。射出速度で異なるが,流動層外径は平均0.8mmと以外と細い。スキン層と流動層間に半溶融層も確認された。本機に搭載する金型は,ユニット金型【コマンドシステム】である。