文献

J-GLOBAL ID：201202243599239135   整理番号：12A0693812

癌免疫療法における免疫チェックポイントの遮断

The blockade of immune checkpoints in cancer immunotherapy

著者 (1件)： PARDOLL Drew M. (Johns Hopkins Univ. School of Medicine, Maryland, USA)
資料名： Nature Reviews. Cancer  (Nature Reviews. Cancer)
巻： 12  号： 4  ページ： 252-264  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： W1368A  ISSN： 1474-175X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 治療的抗腫瘍免疫活性化のための最も有望なアプローチは免疫チェックポイントの遮断である。免疫チェックポイントとは,自己寛容を維持し,末梢組織における生理的免疫応答を調節するのに重要な,免疫系阻害経路の過剰状態と考えることができる。腫瘍は免疫抵抗性の主要機構として,ある種の免疫チェックポイント経路,特に腫瘍抗原に特異的なT細胞を選びだしていることが明らかとなっている。多くの免疫チェックポイントのイニシエーションはリガンド-受容体相互作用である。この相互作用は抗体や組換えリガンドや受容体で容易に阻害できる。阻害性受容体である細胞傷害性T細胞関連抗原4(CTLA4)に対する抗体は米国で承認された初めてのこの種の治療用抗体である。プログラム細胞死蛋白質1(PD1)やそのリガンドであるPDL1のような免疫チェックポイント蛋白質遮断剤の予備的臨床試験では,抗腫瘍免疫の増強の可能性が明らかとなっている。

シソーラス用語： *免疫療法 ,  薬物療法 ,  *腫瘍 ,  CD抗原 ,  膜タンパク質 ,  *腫瘍免疫 ,  抗体 ,  腫瘍抗体 ,  CTLA-4抗原
準シソーラス用語： *癌免疫療法 ,  *免疫チェックポイント ,  CTLA4 ,  プログラム細胞死蛋白質1 ,  PDL1

分類 (2件)： 腫ようの免疫療法  (GE03035B) ,  腫よう免疫  (ED03040A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 癌免疫療法 ,  免疫 ,  チェックポイント ,  遮断