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J-GLOBAL ID：201202243766088870   整理番号：12A0412423

プライミングされたシロイヌナズナ植物の後代は生物的ストレスへの耐性を示す

Descendants of Primed Arabidopsis Plants Exhibit Resistance to Biotic Stress

著者 (6件)： SLAUGHTER Ana (Univ. Neuchatel, Neuchatel, CHE) ,  DANIEL Xavier (Univ. Neuchatel, Neuchatel, CHE) ,  FLORS Victor (Universitat Jaume I, Castellon, ESP) ,  LUNA Estrella (Rothamsted Res., Hertfordshire, GBR) ,  HOHN Barbara (Friedrich Miescher Inst., Basel, CHE) ,  MAUCH-MANI Brigitte (Univ. Neuchatel, Neuchatel, CHE)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 158  号： 2  ページ： 835-843  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 病原体や化合物によってプライミングされた植物は,生物または非生物的ストレスを用いたさらなる攻撃に対してより強固な防御反応を示す。本研究では,シロイヌナズナにおけるプライミングの遺伝性について調査した。βアミノ酪酸(BABA)またはトマト斑葉細菌病菌(P.syringae pv tomato)の非病原性分離株のいずれかで刺激したシロイヌナズナの反応を比較したところ,いずれにおいてもプライミング状態は次世代に継承されることが明らかになった。また,両プライミング植物の子孫はサリチル酸シグナル伝達経路の防御関連遺伝子の転写産物を急速に蓄積し,P.syringaeの病原性分離株に対する耐病性を増強させた。さらに,卵菌類病原体に対しても高い耐性を示した。複数世代にわたるプライミングは後代になるにつれてより強力になった。BABAプライミング変異体ではこのストレス耐性効果が低かった。以上から,植物はプライミングの効果を伝播することができることが示された。

シソーラス用語： Pseudomonas syringae ,  植物病害 ,  Arabidopsis thaliana ,  卵菌類 ,  *免疫 ,  *生体防御 ,  メチル化 ,  プロモーター領域 ,  *植物生理 ,  遺伝的調節 ,  遺伝学 ,  芳香族カルボン酸 ,  フェノール類 ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： DNAメチル化 ,  エピジェネティックス制御 ,  シロイヌナズナ ,  *感染免疫 ,  後成的遺伝 ,  *植物免疫 ,  斑葉細菌病

分類 (2件)： 細菌による植物病害  (FC04053P) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

物質索引 (2件)： β-アミノ酪酸 ,  サリチル酸

タイトルに関連する用語 (5件)： プライミング ,  シロイヌナズナ ,  植物 ,  生物的ストレス ,  耐性