抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マンチェスター大学などが開発した省エネルギーを目的としたプロセスインテグレーション技術のプロセス工業の熱交換系及び蒸留系の改善手法並びにエチレンプラントに適用した結果を紹介した。在来の省エネルギー技術であるピンチテクノロジーによる熱利用解析は,新規あるいは現行プロセスの熱回収達成度改善指標の評価に用いられるツールの一つであるが,DMCモデルが開発された変化の範囲内での最適化はカバーされるが,その範囲外の領域を含めた最適化はカバーされない。Process Integration Limited(PIL)のプロセスインテグレーション技術は,新規設計分野を対象とした在来のピンチ解析に加えて,既存プロセスの改善を対象とした最適化手法から構成されている。この最適化手法には,運転と改造の最適化が存在し,それぞれの投資なしであるいは実際的投資の範囲で,改善案が提言できる。最近の省エネルギーは,採算性が厳しく問われており,提言案が実現されないケースが多い。このような状況下で,運転の最適化や最小投資による省エネルギー化に達成が可能なる本技術は化学工業をはじめとするプロセス工業の省エネルギーの推進に有用で,不可欠な技術であると考えられた。