抄録/ポイント：
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
新潟地域は,精密機械,食器,電器製品,農業・園芸に必要な各種器具などの製造産地となっている。現在,これらメーカーの国内各地への配送はトラック輸送が中心であり,輸出入は首都圏港湾経由が中心である。今後,荷主等の国際競争力を高め,CO2排出量削減等,環境改善に資するためには,鉄道輸送,海上輸送を活用して総合的なロジスティクスの効率化を図ることが重要な課題である。また,今般の東日本大震災で日本海側を経由する被災地への緊急物資等の輸送が大きな役割を果たしたが,今後発生が危惧される首都圏直下型地震,東海・東南海・南海地震に対応できるよう,日本海側物流拠点経由の大都市圏への鉄道輸送能力を強化することが重要な課題と考えられる。本研究においては,新潟地域をケーススタディーとして,日本海側地域の特性を生かした今後の鉄道輸送,海上輸送等を活用したロジスティクス効率化のあり方を検討するとともに,環日本海の物流拠点間の連携密接化,大都市圏と当該地域との鉄道輸送能力の強化,中国東北部やロシア極東部との国際海上輸送ルートの強化等に向けた方策を検討・提案した。(著者抄録)
