抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
温泉地学研究所が実施している神奈川県西部における地震観測結果と気象庁の震源カタログとの比較を行った。1997年10月初めから2011年10月末までの期間で双方が共通して震源を決定した6629個の地震を比較対象した。マグニチュードには系統的な差異があり,M3以下では温泉地学研究所のものが気象庁よりもやや大きく決まっている一方,M3以上でこの関係が逆転する。震源決定能力の比較では,箱根地域で温泉地学研究所が気象庁よりも優位にたち,丹沢地域で逆転する。これは,温泉地学研究所の設立経緯に由来するものでもあるが,今後の改善が望まれる。なお,期間の一部で,温泉地学研究所のデータに誤りの含まれることが判明した。