シアノバクテリアSynechocystis sp. PCC6803においてPsb27集合因子は光化学系IIのCP43複合体に結合する

KOMENDA Josef; KNOPPOVA Jana; KOPECNA Jana; KOPECNA Jana; SOBOTKA Roman; SOBOTKA Roman; HALADA Petr; YU Jianfeng; NICKELSEN Joerg; BOEHM Marko; NIXON Peter J.

文献

J-GLOBAL ID：201202243959958855 整理番号：12A0238303

シアノバクテリアSynechocystis sp. PCC6803においてPsb27集合因子は光化学系IIのCP43複合体に結合する

The Psb27 Assembly Factor Binds to the CP43 Complex of Photosystem II in the Cyanobacterium Synechocystis sp. PCC 6803

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資料名：
巻： 158 号： 1 ページ： 476-486 発行年： 2012年01月
JST資料番号： C0606A ISSN： 0032-0889 CODEN： PLPHA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

筆者らはシアノバクテリアSynechocystis sp. PCC6803においてPsb27の所在と光化学系II(PSII)の生合成における機能を調べてきた。非変性ゲル電気泳動はPsb27が主に単量体PSIIのコア複合体に存在しているが,巨大なPSII超複合体において二量体PSIIコア複合体と非会合タンパク質画分にも少量存在していることを明らかとした。集合変異体の解析とPヒスチジンタグを付加したPSIIサブ複合体の単離からPsb27は未集合のCP43複合体と同様にCP43を含む巨大複合体に会合しており,CP43の膜貫通ヘリックス5と6に接続している巨大ルーメン内ループ付近に位置していると筆者らは結論づけた。CP43の生合成におけるPsb27の機能的な役割は蓄積量の減少とCP47を欠く変異体においてpsb27の不活性化の後の未集合のCP43の断片化によって支持される。予期せぬことにPSIIを集合できない変異体において少量のPsb27が非変性ゲル電気泳動において単量体と三量体PSI複合体とともに存在しており,野生型より単離したヒスチジンタグを付加したPSIとともにPsb27が精製された。Psb27はPSIのPsaBタンパク質と相互作用することを酵母ツーハイブリッド法は示している。プルダウン実験もまたCP43とPSIの相互作用を支持している。psb27の欠如はPSIIの集合と修復に劇的な効果をもたず,強光への短時間の順化を損なう。Psb27およびCP43とPSIの仮の相互作用はPSIがPSIIの生合成と修復においてこれまで認識されていなかった機能を果たしている可能性を高めている。

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光合成

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