抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
NSKではバリエータ(トロイダル無段変速機構)の改良を行い,各構成部品の形状や機構を見直し,FF(前輪駆動)車に搭載可能な高効率バリエータモジュールを完成した。本報ではこの経緯と最近のトロイダルCVTの技術動向について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:自動車に求められる走行性能に加えた燃費性能,トロイダルCVTの開発経緯,2)トロイダルCVTの構造:トロイダルCVTの仕組み(バリエータ模式図,トラクションドライブ,パワーローラを傾けて変速,減速と増速状態),3)バリエータモジュールの進化:小型軽量化(バリエータサイズの従来品と開発品の比較,小型軽量化への取組み),高効率化(高効率化への取組み,外輪と内輪支持軸の一体化,ベアリング部のアンギュラ化,保持器形状の変更,バリエータ効率の従来機と開発機の比較),その他の取組み(従来型と新型トロイダルの変速レンジの比較,モジュールの組立イメージ),4)FF用T/Mへの適用:トランスミッション(T/M)レイアウト,IVT(Infinitely Variable Transmission)速度比,燃費向上など。