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J-GLOBAL ID：201202244085631377   整理番号：12A1449418

打球探査による安全迅速なトンネル切羽の岩盤物性評価

Rapid and Safe Investigation of Rock Mass Properties of Tunnel Face Using Striking Ball Test

著者 (7件)： 小泉悠 (鹿島建設 技研) ,  吉田輝 (鹿島建設 技研) ,  山本拓治 (鹿島建設 技研) ,  成田望 (鹿島建設) ,  伊達健介 (鹿島建設) ,  池尻健 (セントラル技研) ,  海野忠行 (セントラル技研)
資料名： 鹿島技術研究所年報  (Annual Report. Kajima Technical Research Institute, Kajima Corporation)
巻： 60  ページ： 33-38  発行年： 2012年09月30日 
JST資料番号： F0127A  ISSN： 0918-015X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 打球探査とは,加速度計が取り付けられた鋼球で探査対象を打撃し,取得した加速度波形をHertzの衝突理論に基づき解析することで,その弾性係数を迅速に求める探査技術である。ここで,トンネルの切羽を探査対象とする場合,危険な切羽からできる限り離れ,安全に作業するために装置を改造する必要があった。そこで筆者らは,球体部を2mの棒の先端に取り付けて対象を突く,新しい打撃法を考案した。地山の硬軟が異なるトンネル2現場での適用試験の結果,考案した打撃法の作業性は良好で,得られた弾性係数は通常の打撃法による値と同等であった。したがって,本手法によりトンネルの切羽の岩盤物性を安全迅速に得ることができることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *岩盤試験 ,  *トンネル ,  *切羽 ,  物理的性質 ,  *弾性係数 ,  分類 ,  鋼材 ,  球 ,  衝撃試験 ,  加速度計 ,  接触 ,  棒 ,  地山
準シソーラス用語： *打球探査 ,  打撃試験 ,  Hertz接触 ,  突き棒

分類 (1件)： トンネル工学一般  (RC05010R)

引用文献 (7件)：

• 1) 社団法人土木学会;トンネル標準示方書[山岳工法]・同解説, 丸善, 2006.
• 2) 社団法人地盤工学会;岩盤のシュミット式ハンマー試験方法(JGS3411-2004), 岩の試験・調査方法の基準・解説書,平成18年版, (2006), pp.65-87.
• 3) 社団法人地盤工学会;岩石の点載荷試験方法(JGS3421-2005), 岩の試験・調査方法の基準・解説書, 平成18年版, (2006), pp.89-105.
• 4) 吉田輝, 北本幸義, 川野健一, 池尻健;落球探査による地盤の諸特性の評価, 第 46 回地盤工学研究発表会, (2011), pp.113-114.
• 5) 鹿島プレスリリース;切羽より2m離れた位置から火薬を装填.

タイトルに関連する用語 (5件)： 打球 ,  探査 ,  トンネル切羽 ,  岩盤 ,  物性評価