抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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島根県産業技術センターではこれまで地元から産出するゼオライトを工業利用するための研究開発を行なってきた。本稿では前段においてゼオライトの概要を説明し,後段において同センターにおいて実施した研究例を紹介した。ゼオライトはアルミノケイ酸塩であり,ナノサイズ以下の細孔を有していることに特徴がある。種類としては数十種類以上あり,大きくは天然と合成とに分けられる。天然ゼオライトは我が国では,北海道と東北が主要産地であるが,西日本では唯一島根県に産出する。その機能性について簡単に解説した。後段においては,ゼオライトの細孔構造とその制御,ゼオライトと放射性物質,応用展開の可能性について示した。放射性物質との関連については,2011年の東日本大震災に伴った原発事故で放出されたセシウムの除去に対する可能性を示した。