抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2011年7月に済州島南西沖の東シナ海陸棚上にて行われた,音響ドップラー流速計と乱流微細構造観測プロファイラーを併用した時系列観測時に,海底境界層上部でみられた,乱流強度の日周期変動をもたらす力学機構について考察を行った。リチャードソン数との比較から,海底境界層上部の乱流運動エネルギー散逸率の日周期変動が成層の時間変化に伴うシアー流の安定化により引き起こされていることが示された。最小二乗法により推定した密度の水平勾配を用いて半日周潮と日周潮による水平移流の効果を見積もった結果,乱流強度の日周期変動をもたらしている成層の時間変化が,これらの移流効果の重ね合わせによって生じることが明らかとなった。(著者抄録)