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J-GLOBAL ID：201202244200974704   整理番号：12A1143867

ネットワーク遅延に基づく新しいサイドチャネル攻撃:モデリングと防御

A Novel Network Delay Based Side-Channel Attack: Modeling and Defense

著者 (6件)： LING Zhen (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  LUO Junzhou (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  ZHANG Yang (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  YANG Ming (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  FU Xinwen (Univ. Massachusetts Lowell, MA, USA) ,  YU Wei (Towson Univ., MD, USA)
資料名： Proceedings. IEEE INFOCOM  (Proceedings. IEEE INFOCOM)
巻： 2012 Vol.3  ページ： 2390-2398  発行年： 2012年 
JST資料番号： E0920A  ISSN： 0743-166X  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プライバシーやセキュリティへの脅威に対する様々な防御手法が提案されているが,それらを無効にする新しい攻撃も出てきている。本論文では,サイドチャネルから漏洩する何らかのフィンガープリント情報に基づいて,暗号化トラフィックからセンシティブな情報を取得しようとするサイドチャネル攻撃を研究する。特に,暗号化されたWebトラフィックに対する新しいサイドチャネル攻撃の有効性を解析する。これは,ユーザとWebサイトの間のネットワーク遅延すなわちラウンドトリップ時間(以下RTT)に基づいて,ユーザがアクセスしたWebサイトを推測する攻撃である。RTTの統計解析によるパターン認識により,ユーザがアクセスしたWebサイトを識別できることを示す。その検出率(ユーザがアクセスしたWebサイトを正しく認識する確率)の閉形式の表現を与える。こうした攻撃を防ぐ三つの対抗策を提案する。1)全てのWebトラフィックのRTTが類似した統計特性を持つようにシェーピングする基本的な方法,2)類似した統計特性のRTTを持つWebサイトを同じクラスタにグループ化するk-平均法戦略,3)クラスタ中のWebサイトの最小匿名度を保証するK-匿名性戦略,の三つである。実世界実験により,攻撃の解析結果と提案した対抗策の有効性を検証した結果を示す。

シソーラス用語： *コンピュータセキュリティ ,  *トラヒック測定 ,  *遅延特性 ,  プライバシー ,  防御機構 ,  Web【情報システム】 ,  暗号 ,  モデリング ,  通信特性 ,  *統計解析 ,  パターン認識 ,  通信制御 ,  クラスタ化 ,  クラスタ分析 ,  平均法 ,  *サイバー攻撃
準シソーラス用語： k-平均法 ,  *サイドチャネル攻撃 ,  シェーピング【通信】 ,  ネットワーク遅延 ,  ラウンドトリップ時間 ,  情報漏洩 ,  匿名性

分類 (3件)： データ保護  (JD01020V) ,  通信測定一般  (ND03000R) ,  システム・制御理論一般  (IA02010H)

タイトルに関連する用語 (4件)： ネットワーク遅延 ,  サイドチャネル攻撃 ,  モデリング ,  防御