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J-GLOBAL ID:201202244341680739   整理番号:12A1046976

卵巣癌,子宮頚部癌,肺癌に対するシスプラチンとテトラメチル-p-フェニレンジアミンとの電子移動に基づく併用療法

Electron transfer-based combination therapy of cisplatin with tetramethyl-p-phenylenediamine for ovarian, cervical, and lung cancers
著者 (12件):
資料名:
巻: 109  号: 26  ページ: 10175-10180  発行年: 2012年06月26日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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シスプラチン感受性ヒト子宮頚癌細胞(HeLa)とシスプラチン高度耐性ヒト卵巣癌細胞(NIH:OVCAR-3)と肺癌細胞(A549)を用い,シスプラチン耐性の癌細胞に対する電子ドナーであるN,N,N’,N’-テトラメチル-p-フェニレンジアミン(TMPD)とシスプラチンの併用の有効性を検討した。解離的電子移動(DET)反応は吸収および蛍光分光解析によりを検証し,DET誘発性のプラスミドDNA鎖切断はゲル電気泳動により測定した。TMPDはシスプラチンとの強力なDET反応を有し,DET反応がDNA二重鎖切断を誘導することを見出した。TMPD 100μMとシスプラチンの併用により,HeLa細胞とNIH:OVCAR-3細胞,A549細胞におけるプラスミドDNA二重鎖切断は約3.5倍増強し,バイアビリティーが劇的に低下した。また,TMPDとシスプラチンの併用により,シスプラチン単独と比較してアポトーシスとDNA断片化が約2~5倍増強した。TMPD併用による殺細胞作用は,特にNIH:OVCAR-3細胞で顕著であった。
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分類 (2件):
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腫ようの実験的治療  ,  抗腫よう薬の基礎研究 
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