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J-GLOBAL ID:201202244567477472   整理番号:12A1603831

魚類の捕食者-被食者関係に及ぼす一時的な酸性化の影響の理解:弱い酸性化は捕食者の認識に影響を及ぼすか?

Understanding the importance of episodic acidification on fish predator-prey interactions: Does weak acidification impair predator recognition?
著者 (4件):
資料名:
巻: 439  ページ: 62-66  発行年: 2012年11月15日 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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被食者が捕食者を認識する能力は捕食からのがれるための必須条件である。実際に多くの被食者動物は脅威を与えない種から脅威を与える種を識別するため学習している。いったん被食者がある捕食者を特定することを学習してしまえば,その被食者はまだ経験したことのない同様な捕食者にこの認識能を一般化できるかもしれない。一般化の能力は学習に関連するコストを削減するし,さらに被食者の関連する脅威を回避する能力を向上させる。多くの水生生物にとって捕食者の認識は臭気署名に基づいており,その結果として水の化学特性の人為的変化は捕食者の認識と学習に影響を及ぼす潜在性がある。本研究では,ニジマスの子供の未知の捕食者の認識を学習する能力と近縁の捕食者へ一般化する能力に一時的な酸性化が影響を及ぼすかを検討した。中性付近(~pH7)の条件でパンプキンシードの臭いを認識するようにニジマスを飼育し,その後中性条件及び弱酸性条件(~pH6)でパンプキンシードとロングイアー・サンフィッシュの認識を試験した。パンプキンシードの臭いへの応答を試験した時,捕食者の臭いのpHは有意な影響を持たないことを見出し,ニジマスはpHに関係なく同様な応答を示した。さらに中性条件ではニジマスはロングイアー・サンフィッシュの臭いに対する認識への一般化ができた。しかし酸性条件ではロングイアー・サンフィッシュの認識の一般化をすることができなかった。人為的酸性化が広範囲に起こっていることを考えると,捕食者認識とその一般化への酸を介する悪影響は淡水性サケ科魚類個体群集及び他の水生生物の蔓延する問題となる可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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動物に対する影響  ,  水質汚濁一般  ,  異種生物間相互作用 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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