抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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RFスパッター蒸着を用いてジスプロシウムドープニッケル-フェライト(NiFe
1.925Dy
0.075O
4)薄膜を作製した。構造研究は,NiFe
1.925Dy
0.075O
4膜の構造発展に対して蒸着後アニーリングの効果が重要であることを示した。成長した状態のNiFe
1.925Dy
0.075O
4膜は非晶質だった。450~1000°Cでの空中におけるアニーリング(T
a)は,逆スピネル構造に結晶化するナノ結晶NiFe
1.925Dy
0.075O
4膜を形成させ,平均結晶粒寸法(L)は,T
aが450から1000°Cまで上昇するとともに,5から40nmに増大した。NiFe
1.925Dy
0.075O
4膜の格子定数は,Fe
3+イオンがDy
3+により部分的に置換されるためにNiFe
2O
4のそれと比較して高い。T
aが450から1000°Cまで上昇するとともに格子パラメータは8.352から8.362Åまで増大するが,これは,T
aの上昇とともにNiFe
1.925Dy
0.075O
4膜中で発達する格子歪みに帰着される。NiFe
1.925Dy
0.075O
4膜の対応する密度はアニーリング温度とともに3.2から3.9g/cm
3に増大した。磁化測定は,すべての膜の強磁性挙動を示し,300Kでの保磁力値は,成長した状態の膜そしてT
a=1000°C膜に対してそれぞれ0.0134Tおよび0.0162Tであることを見出した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.