文献

J-GLOBAL ID：201202244629604271   整理番号：12A0215482

カリンバ(アフリカの親指ピアノ)の音

The tones of the kalimba (African thumb piano)

著者 (1件)： CHAPMAN David M. F. (8 Lakeview Avenue, Dartmouth, Nova Scotia, B3A 3S7, CAN)
資料名： Journal of the Acoustical Society of America  (Journal of the Acoustical Society of America)
巻： 131  号： 1  ページ： 945  発行年： 2012年01月 
JST資料番号： C0249A  ISSN： 0001-4966  CODEN： JASMAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カリンバの音響スペクトルを測定し,その音調構造を解析した。各タイン(キー)の基本音周波数f₁とその主要倍音f₂およびf₃との関係を調べた。これらの周波数は矩形断面梁の横振動における初めの3つのモードとして識別した。振動梁楽器では典型的なように倍音系列は非調和的であり系列f₁,f₂,f₃,...は不等間隔で周波数比f₂/f₁およびf₃/f₁は整数ではなかった。カリンバのタインを一方が固定端で他端は自由端とし中間点(ブリッジ位置)は単純支持としたはオイラー・ベルヌーイの梁方程式を用いてモデル化した。その結果,自由-自由端および自由-固定端梁の場合と異なり固定-単純支持-自由端梁の周波数比f₂/f₁およびf₃/f₁は一定の値ではなく,ブリッジの支持点とタインの部分分割に一意的に依存することがわかった。モデルよって得られる解をさらに広く解析し,幾つかの解析解を有する梁分割比が1の特殊ケースを調べ,数値的に求めたモード周波数が音響測定結果と一致することでモデルの有効性を確認した。このモデルを用いて代表的タインの最初の3つのモードのモード形状を計算にて求めた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *楽器 ,  *楽器音響 ,  音の高さ ,  基本振動数 ,  倍音 ,  Euler-Bernoulli梁
準シソーラス用語： *カリンバ ,  音のスペクトル ,  音調 ,  基本周波数 ,  打楽器 ,  アフリカの指ピアノ

分類 (1件)： 楽器音響  (BB03070Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： アフリカ ,  親指 ,  ピアノ ,  音