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J-GLOBAL ID：201202244799718816   整理番号：12A0424015

微生物多様性は細菌性病原体による土壌侵略を決定する

Microbial diversity determines the invasion of soil by a bacterial pathogen

著者 (6件)： VAN ELSAS Jan Dirk (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  CHIURAZZI Mario (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  MALLON Cyrus A. (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  ELHOTTOVA Dana (Public Res. Inst.(v.v.i.), Acad. Sci. Czech Republic(AS CR), Ceske Budejovice, CZE) ,  KRISTUFEK Vaclav (Public Res. Inst.(v.v.i.), Acad. Sci. Czech Republic(AS CR), Ceske Budejovice, CZE) ,  SALLES Joana Falcao (Univ. Groningen, Groningen, NLD)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 4  ページ： 1159-1164  発行年： 2012年01月24日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自然生態系は外来種の侵略に対して様々な抵抗を示し,当該抵抗性は生態系内の種多様性と関連付けられる。土壌微生物は生命サポート機能を決定する重要構成要素であるが,大部分の土壌中の微生物相の機能的冗長性は,多様性-機能相互関係を圧倒すると従来考えられてきた。本報告で,土壌微生物多様性と侵略種であるEscherichia coli O157:H7の生存間の逆関係を示した。侵略者の運命は,1)差異的に構築された培養可能な細菌集団の存在,2)希釈-消滅アプローチを用いて確立した微生物集団の存在,によって決定された。両アプローチとも土壌微生物相の多様性と侵略者の生存間の負の相関を明らかにした。相互関係は種の高豊富度vs低豊富度の細菌集団における侵略者の競争能力低下により説明可能で,資源使用量と資源消費率に反映された。土壌微生物多様性は細菌性侵略者が確立できる度合いを制御する鍵因子である。

シソーラス用語： 大腸菌O157 ,  生物多様性 ,  生物相互作用 ,  種間競争 ,  *土壌細菌 ,  生態系 ,  *ミクロフローラ
準シソーラス用語： Escherichia coli O157:H7 ,  侵入 ,  *微生物相

分類 (2件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 微生物多様性 ,  細菌 ,  病原体 ,  土壌