文献

J-GLOBAL ID：201202244911963357   整理番号：12A1200637

Cr³⁺ドーピングによる磁気モーメントの増加とCe_0.1Y_2.9Fe₅O₁₂の磁気構造特性へのその影響

Enhancement in the magnetic moment with Cr³⁺ doping and its effects on the magneto-structural properties of Ce_0.1Y_2.9Fe₅O₁₂

著者 (2件)： NAIK S. R. (Goa Univ., Goa, IND) ,  SALKER A. V. (Goa Univ., Goa, IND)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 14  号： 28  ページ： 10032-10040  発行年： 2012年07月28日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 改良したゾル-ゲル自動燃焼法により調製したCr³⁺添加立方晶フェライトの全体磁気モーメントの変化を,系統的結晶場理論で研究した。X線回折により確認した構造の格子定数の減少からVegard法則を検証した。熱研究によりゲルの燃焼温度と分解パターンを明らかにし,FTIR研究によりゲル生成と金属酸化物結合の振動モードに関する洞察を得た。SEM,TEMによりモルフォロジーと粒径を確認し,XPSとRaman分光法により単一相生成と元素の価電子状態を確認し,Moessbauer分光法によりFe³⁺サイト占有とフェリ磁性ガーネット相の生成を確認した。八面体格子で選択的に存在するCr³⁺イオンの部分ドーピングにより,飽和磁化と磁気モーメントの増加を観測した。添加酸化物での飽和磁化は300Kより5Kの方が大きく,熱振動により磁気モーメントのランダム化が減少することを示している。ドーピングにより磁気モーメントが増加するのは,ドーピングにより反強磁性カップリングが減少することを示している。

シソーラス用語： *クロム化合物 ,  金属イオン ,  *ドーピング ,  *磁気モーメント ,  *セリウム化合物 ,  *イットリウム化合物 ,  *フェライト ,  *不定比化合物 ,  燃焼合成 ,  結晶場 ,  X線回折 ,  格子定数 ,  法則 ,  赤外吸収スペクトル ,  振動モード ,  走査電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  X線光電子分光法 ,  Ramanスペクトル ,  価電子バンド ,  Moessbauerスペクトル ,  結晶構造 ,  フェリ磁性 ,  ガーネット型結晶 ,  飽和磁化 ,  振動 ,  結合
準シソーラス用語： FTIRスペクトル ,  SEM【顕微鏡】 ,  TEM【顕微鏡】 ,  Vegard則 ,  XPS ,  *クロムイオン ,  サイト占有 ,  ゾル-ゲル自動着火合成 ,  熱振動 ,  反強磁性カップリング

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

タイトルに関連する用語 (4件)： ドーピング ,  磁気モーメント ,  磁気 ,  構造特性