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J-GLOBAL ID:201202244935887120   整理番号:12A1389265

防菌防黴剤の河川環境中における生分解・光分解と底質への収着

Biodegradation and Photodegradation of Selected Antimicrobial/Antifungal Agents in the Aquatic Environment and Their Sorption onto Sediments
著者 (2件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 113-119  発行年: 2012年09月20日 
JST資料番号: L1101A  ISSN: 0917-2408  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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防菌防黴剤4種について,河川水中での生分解,太陽光による光分解,河川底質への収着を実験室内で測定し,それらの水環境中での挙動・運命に関する考察をおこなった。フェノキシエタノールは比較的早い生分解が,トリクロサン,イソプロピルメチルフェノールは河川水中では6日経過してもほとんど減少が見られなかった。太陽光分解実験では,トリクロサンの分解速度は他の研究報告同様に数時間の半減期で減少するが,他の3物質は顕著な光分解が観察されなかった。河川底質への収着については,トリクロサン,トリクロカルバンの有機物が多い河川底質への収着係数が100L/kg(104L/kgC)程度であり,これは疎水性の高い4環の多環芳香族炭化水素(PAHs)であるピレンに匹敵するレベルで,底質への蓄積性が比較的高く,底生生物への影響を調査する必要がある。一方,フェノキシエタノールおよびイソプロピルメチルフェノールは,底質への収着係数はトリクロサン等に比べて2から3オーダー程度低く,水相中に残留しやすいことから,未処理の雑排水が流れ込む特異的に汚染物質の濃度が高い地域での水生生物への生態リスクに注意を払う必要がある。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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光化学反応  ,  河川汚濁 
引用文献 (35件):
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