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J-GLOBAL ID：201202245078985674   整理番号：12A0948358

熱処理に伴う炭素鋼の組織変化

著者 (2件)： 羽木秀樹 (福井工大) ,  吉本雅俊 (福井工大)
資料名： 福井工業大学研究紀要(CD-ROM)  (Memoirs of Fukui University of Technology (CD-ROM))
号： 42  ページ： 110-120  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： X0305B  ISSN： 1884-4456  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素鋼は炭素濃度や熱処理によって強度や延性を容易に制御できる。本研究では,炭素濃度が異なる炭素鋼(S10C,S25C,S50C)について,冷間加工と熱処理に伴う組織と硬さの変化を調べた。700°Cまたは900°Cで熱処理した試料を冷間圧延し,100~900°Cで熱処理して走査電子顕微鏡,X線回折,および硬さ測定を行なった。各炭素鋼ともに,500°Cまでは熱処理前の組織と同じであり,600~700°Cでは球状化セメンタイト組織,900°C以上ではパーライト組織であった。いずれの炭素鋼も400~600°Cで再結晶し,転位密度が減少して硬さが大幅に減少した。200~400°Cでは硬さの変化は認められないが,XRD半値幅が小さくなった。

シソーラス用語： *炭素鋼 ,  低炭素鋼 ,  中炭素鋼 ,  *熱処理 ,  *金属組織 ,  冷間圧延 ,  押込硬さ ,  セメンタイト ,  パーライト ,  再結晶 ,  転位【結晶】 ,  転位密度 ,  温度依存性 ,  FWHM ,  走査電子顕微鏡 ,  X線回折 ,  球状化 ,  焼なまし
準シソーラス用語： S10C ,  S25C ,  S50C ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  パーライト組織

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

タイトルに関連する用語 (3件)： 熱処理 ,  炭素鋼 ,  組織変化