抄録/ポイント:
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オプソニン化貪食作用は宿主によるG群連鎖球菌(GBS)の排除のための主要なメカニズムであり,前臨床モデルにおいてオプソニン抗体のレベルは保護と相関する可能性がある。死滅を基礎とするオプソニン化貪食作用測定法(OPA)はワクチン誘導性のGBS特異抗体の機能活性を決定するために用いることがでる。この測定法は,特異的抗体および補体の存在下で食作用性の殺害を生き抜いている細菌のコロニー数を測定する方法であり,高価で時間がかかり,標準化が不十分である。本論文ではフローサイトメトリー解析(FACS)に基づいた迅速,高感度および再現性のある蛍光OPA測定法(fOPA)であり,貪食細胞の細胞膜へ会合したものとを選別するため細菌を内在化させたことを許す方法である。固定化したGBSを貪食細胞のエンドソーム区画において存在する酸性条件で放出される蛍光を劇的に増加させる蛍光色素のpHrodo
TMを用いて標識した。標識した細菌をHL-60とともに培養し,貪食細胞への分化,抗体および補体をその後FACSにより解析した。測定の変動性を減少させることを許している著者らの方法のさらなる改変は,HL-60集団間のエフェクター細胞を選択する段階からなる。異なるGBSワクチンを用いて免疫したマウス由来の血清の解析は,伝統的な致死性OPAアッセイ(kOPA)に匹敵する感度と特異性およびHL-60貪食細胞により内部移行した細菌の蛍光シグナルと致死性の間の良好な相関を有することを明らかにした。著しいことに,pHrodoを基礎とした方法は他のfOPAアッセイを用いて観察された生存率を減少させた。取得したデータは機能的抗体評価のための信頼でき利用可能な手段としてのfOPAの提案を示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.