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J-GLOBAL ID：201202245199706128   整理番号：12A0264193

原子プローブトモグラフィー解析による銅析出強化鋼の粒子強化メカニズムの考察

Consideration of particle-strengthening mechanism of copper-precipitation-strengthened steels by atom probe tomography analysis

著者 (3件)： TAKAHASHI J. (Advanced Technol. Res. Labs, Nippon Steel Corp., 20-1 Shintomi, Futtsu-City, Chiba 293-8511, JPN) ,  KAWAKAMI K. (Advanced Technol. Res. Labs, Nippon Steel Corp., 20-1 Shintomi, Futtsu-City, Chiba 293-8511, JPN) ,  KOBAYASHI Y. (Advanced Technol. Res. Labs, Nippon Steel Corp., 20-1 Shintomi, Futtsu-City, Chiba 293-8511, JPN)
資料名： Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing  (Materials Science & Engineering. A. Structural Materials: Properties, Microstructure and Processing)
巻： 535  ページ： 144-152  発行年： 2012年02月15日 
JST資料番号： D0589B  ISSN： 0921-5093  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 銅強化鋼のアトムプローブトモグラフィー(APT)解析を行って,析出銅粒子による強化メカニズムを解明した。銅粒子当たりの相互作用(抵抗)力の粒子直径依存性を,引張試験を行って調べ,様々な時効時間における銅添加鋼中の平均粒子間隔を推定した。粒子直径増加に伴って,3nm以下では相互作用力が劇的に増加し,その後4nmを超えると徐々に増加した。一方,準コヒーレント9R銅粒子にコヒーレントなbcc変態が,粒子直径が約4~6nmの場合に観察された。相互作用力に及ぼす粒子直径の依存性が粒子強化の主メカニズムであり,これは銅粒子と鉄マトリックス間の弾性係数差に起因するものであり,コヒーレントbcc銅粒子のミスフィット歪みに起因するものでは無い事がわかった。これらの結果から,最大粒子強化域で起こる粒子直径,数密度,容積率および相互作用力の釣り合いが,最大粒子強化域を発生させる事が明らかになった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *トモグラフィー ,  *析出硬化 ,  銅含有合金 ,  相互作用 ,  引張試験 ,  弾性係数 ,  銅 ,  合金鋼 ,  体積率 ,  分散粒子 ,  粒径 ,  数密度 ,  マトリックス【母体】 ,  分散強化 ,  力 ,  転位【結晶】 ,  フェライト鋼
準シソーラス用語： *原子プローブトモグラフィー ,  相互作用力

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (6件)： 原子プローブトモグラフィー ,  解析 ,  銅 ,  析出強化 ,  粒子強化 ,  メカニズム