抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生産に伴い非常に大きく孔隙圧が変化する油層において,坑井内ケーシングが激しい伸縮を受け破壊する事故が増加している。それゆえ,ケーシング設計の再検討を実施した。ケーシング設計においては,流体圧がケーシングを破壊する場合と,ジオメカニズムでケーシングを破壊する場合において設計のコンセプトを変える必要がある。これからのケーシング設計はこの2つの異なったコンセプトを導入することにより,よりよい経済採算性を得ることが可能である。従来のAPI規格は流体圧による破壊軽減デザインを念頭に置いた規格である。一方,従来の貯留層とは異なった,貯留層深度が深く,高孔隙率かつ高層厚な貯留層開発が行われ始めた結果,地層の伸縮によるジオメカニックスデザインが必要となってきている。ジオメカニックスデザインにおいてはケーシング・地層の伸縮の把握により,坑井に傾斜を与えたり,グレードの選別を行うことでケーシング破壊の回避につながるうる。またこれからのAPI規格はジオメカニックスデザインにも対応できるようにケーシング降伏後のデーターを更新する必要がある。