抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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玉野製錬所では,銅電解液中のNi除去のため,液中燃焼装置を用いて電解液を処理し,粗硫酸ニッケルとして回収している。当所では,近年のスクラップ等2次原料の処理量増加に伴う粗銅中のNi品位上昇に対応する為,種々の設備増強や工程改善を講じた結果,粗硫酸ニッケル回収工程は18t-Ni/月の生産能力を有するに至った。さらに今回,Ni回収能力27t-Ni/月への増強を図るため,新たに真空蒸発装置を導入,2010年5月より操業を開始し,Ni回収量を増加させた。本稿では,最近の粗硫酸ニッケル回収工程の操業実績,特に真空蒸発装置の導入経緯と効果,並びに導入後のトラブルとその対応について報告する。真空蒸発装置の導入によるNi回収能力の増強を実施し,種々の改善を進めた結果,安定した操業が行えるようになった。